Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージのバージョンを整理する

Microsoft Visual C++ 再頒布可能パッケージはどれが最新版かわかりづらい!

インストーラーが用意されているソフトウェアは Visual C++ ライブラリが必要な場合 Visual C++ 再頒布可能パッケージを一緒にインストールしてくれることが多いが、圧縮ファイルで配布されているソフトウェア(と一部の不親切なインストーラー)は用意されていないことが多い
Visual C++ 再頒布可能パッケージはバージョンだけで 2005, 2008, 2010, 2012, 2013, 2015 と6つもありどれがどれだかわからない
また x86 と x64 がそれぞれに存在し、Service Pack などが存在するバージョンもある

注意点

Visual C++ 再頒布可能パッケージは下位互換性がない!

2015 がインストールしてあるからといって 2013 以前が必要なソフトウェアが動くわけではない
このバージョンは Visual Studio のバージョンと紐付いている (実際には Visual C++ 自体のバージョンだが便宜上こう表現する) 例えばVisual Studio 2015 でビルドされたアプリケーションならば Visual C++ 2015 再頒布可能パッケージが必要

x86, x64は OS ではなくアプリケーションによって変わる

64ビット OS でも実行するアプリケーションが32ビットならば x86 のパッケージが必要
64ビット OS なら両方インストールしておくのが良いと思う

一部バージョンに Service Pack やセキュリティ更新プログラムが存在する

これも Visual StudioService Pack が関係している
同一バージョン(西暦部分が同じ)ならば下位互換性がある
(例えば Visual C++ 2005 が必要なソフトは Visual C++ 2005 SP1 再頒布可能パッケージをインストールしていれば動く)
各バージョン最新版をインストールしておけば OK

各バージョン一覧

このリストは 2017/06/27 現在のものです

Visual C++ 2005

Visual C++ 2008

Visual C++ 2010

Visual C++ 2012

Visual C++ 2013

Visual C++ 2015

Visual C++ 2017

Microsoft 公式の最新版リンク

最新のサポートされる Visual C++ のダウンロード - Microsoft サポート